ケース3:次世代の経営者づくり

クライアント

売上10兆円を超える大手製造メーカー

課題

ある製造メーカーでは、国内市場が成熟化しこれ以上の伸びが見込めず、新たなサービス・ラインの確立と、積極的な海外への事業展開が成長に向けた重い経営課題となっていた。

一方で社内を見渡すと、育ってきているのは規制で守られた国内の既存事業に適した人材ばかりで、「次世代の経営を任せられる人材が社内にいないのではないか?」という社長の強い危機感から、コーン・フェリー・ヘイグループのプロジェクトが開始された。

プロジェクト概要

次世代の経営者を発掘して育成しようにも、これからはどんな資質や要件が求められるのかを明らかにし なければ、今までと何も変わらなくなってしまう。そこで、コーン・フェリー・ヘイグループの持っているコンピテンシーなどの世界的な手法や、コーン・フェリーのエグゼクティブ・サーチで培われた業界知見などをフルに活用し、次の経営者に求めたい要件を明文化した。

その上で、本来であれば次の経営者候補となるべき役員層にアセスメントをかけて、求める要件と現状能力との差分の大きさを測った。

アセスメントの結果、残念ながら現時点の役員層には、次の経営を担える人材がいないと証明され、社長は当初の予感が当たったと落胆すると共に、「もっと若い世代を抜擢し育成する」という強い意志を固めた。

新たな取り組みへ

コーン・フェリー・ヘイグループに与えられた次の課題は、経営者になる素養を持った人材をどうやって見極め、いかにして効果的に育てていくか?だった。

そこで、次世代経営者の要件を満たすためには、どんな基礎力や姿勢が必要なのかを分析し、課長の中からそうしたポテンシャルを持っている人材を特定する作業に入った。また、経営者になるために積んでおくべき経験を社内で棚卸しし、高いポテンシャルを持った人材を歩ませるキャリアパスを組んだ。

この取り組みは時間軸の長い話ではあるが、社長は育成効果を毎年モニタリングし、その成果を実感しつ  つある。