ケース5:経営と一体化した制度設計

クライアント

業界最大手の食品メーカー

課題

ある大手食品メーカーでは、日本において圧倒的なブランド力を持つものの、さらなる業績拡大のためには海外の市場開拓が不可欠であった。しかし、人事制度はまったくグローバルに対応しておらず、強い危機感を持った経営から「人がグローバルに自由に行き来できる人事制度を一から構築して欲しい」という要望があった。

同時に、政府主導で策定されたコーポレートガバナンス・コードの発表に伴い、特に人事として経営者のサクセッションプランの仕組みも改革していく必要があった。

プロジェクト概要

先ず会長・社長と議論を重ね、“改革はまずは上から”の掛け声の下、役員層~部長層~マネージャー層の順にグローバルスタンダードである職務型の人事制度を入れていくことが決定された。その上で、マネージャー層以上のグローバル全ポジションについて、全世界共通の「物差し」で見える化した職務等級制度(ジョブ・グレーディング)を構築し、それに紐づき報酬制度も変えていった。

また、サクセッションプランの仕組みとして、CEOと1レイヤー下のポジションの後継者を短期/中期/長期で見える化し、グローバル共通での人材要件(コンピテンシー)と人材育成の方針を議論する会議体も整備した。

導入後の運用支援

各種制度を整えた後は、実際の運用が待っている。コーン・フェリー・ヘイグループにはここにも関与し、毎年のジョブ・グレーディングの更新や報酬改定に加えて、人材の発見・育成のためのアセスメントや会議体のファシリテーションも担っている。

ダイバーシティ&インクルージョンの取り組み/働き方改革など、常に会長・社長から世間動向も踏まえた人事への要望を頂く中、コーン・フェリー・ヘイグループの”Trusted Advisor”としての役割は続いていく。