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1.インフレの影響
・2023年の予定昇給率はそれぞれの従業員グループごとで2.6~2.9%。10月時調査と比較し0.1~0.4ポイント上昇。
・本調査に回答した企業の中で、昇給を実施しない予定であると回答した企業は無し。昇給を実施する企業の約9割が2%以上の昇給を実施する予定であると回答。
・23%の企業が高いインフレに備えて来年度の予算を立てており、インフレの影響を昇給率に加味する企業は1%程をインフレ対応分の昇給率と想定している。
・変動賞与について、2023年度は8割程の企業が支給を予定している。変動賞与の割合に個々のパフォーマンスを勘案する企業は6割以上で、ハイパフォーマーにはアベレージパフォーマーと比べて約1.2~1.5倍の変動賞与を支給している。
2.労働市場の概況
・今回の調査での総退職率は7.2%。
・職種別で見ると、前回の10月調査から引き続き、特にセールス/IT職/エンジニア職の人材獲得、リテンションが難しくなっている。
・39%の企業が2023年度の人員計画の変更を予定しており、そのほとんどが人員の増加を予定している。
・採用計画については、前回の10月調査と比較し、採用を減速/凍結する会社の割合が減っており、採用の重要性が増していることが窺える。
3.ギグワーカー*について
・本調査に回答した企業の4分の1がギグワーカーを雇用している。
・ギグワーカーには社内で不足している知見を補うことが最も求められており、特にIT領域でギグワーカーが求められている。
*ギグワーカーとは、収入のすべてまたは一部を、企業との短期契約や単発の仕事に依存する労働者を指します。 多くの場合、企業や団体に属さず、特定のプロジェクトや仕事ベースで雇用されます。 例:フリーランサー/業務委託社員など(派遣社員/契約社員は含みません)