jp
Skip to main contentグローバルな組織コンサルティングファームのコーン・フェリー(NYSE:KFY|コーン・フェリー・ジャパン 東京都千代田区 日本共同代表:滝波純一、五十嵐正樹)は、「経営者育成とサクセッションの進化ステージに関する調査」の結果を発表します。
調査は2020年6~7月にオンラインで実施し、日本企業を中心に95社から有効回答を得ました。海外先進企業の取り組みをステージ3.0とした場合、日本平均はステージ2.0に留まるなど取り組みの遅れが目立つものの、コロナ禍により経営トップの重要性が改めて認識されたこと、上場企業についてはコーポレートガバナンス・コードに対応した経営者サクセッション(後継計画)への取組みが本格化していることにより、次世代経営人材の発掘・育成に対する危機感が増していることがうかがえます。
次世代経営人材の発掘・育成の基本フレーム(型):
本調査に先立ち、コーン・フェリーでは「経営人材育成3.0 ~日本企業における次世代経営人材発掘・育成アプローチの推移~」という基本フレームをまとめました。次世代経営人材の発掘・育成のアプローチを変革し業績向上につなげた海外先進企業の取り組みから「型」を抽出し、人材要件、発掘、評価、育成、外部採用という5つの観点から次世代経営人材の発掘・育成の進化ステージを体系化したモデルです。

調査結果のハイライト:

現在の取り組みに対する満足度(n=94)

取り組みを主導するのは?(n=94)

社外取締役からの要請(n=94)


リーダーシップ研修を中心とした育成アプローチが最も多く、全体の約4割を占めた。ただし、回答者の9割弱が「候補者の特性に応じて経営者に成長する上で有効な経験をデザインする」取組みを強化すると答えており、ステージ3.0への進化が期待される。
調査責任者のコメント
「コロナ危機は事業の方向性と経営の在り方に甚大な影響を与えています。過去からの延長線上にない新しい未来を描くタイミングである現在は、育成メカニズムを刷新する絶好の機会です。将来真に求められる経営者像を再定義し(人材要件)、適性のある候補者を早期に見極め(発掘)、包括的な評価を通して抽出した優先育成ポイントを(評価)、デザインした経験を付与することで強化する(育成)、そのような一貫したストーリーを描くことでステージ3.0への進化が期待されています」(コーン・フェリー クライアントパートナー 増田智史)
調査概要
調査名:経営者育成とサクセッションの進化ステージに関する調査
回答期間:2020年6月~7月
調査方法:オンラインアンケート形式
有効回答数:95社(うち日本企業が91%、外資系企業の日本法人が9%)
企業規模:以下の図表参照

コーン・フェリーについて
コーン・フェリーは、グローバルな組織コンサルティングファームです。クライアントの組織設計、適材適所を支援し、社員の処遇・育成・動機付けといった課題についてもコンサルテーションを提供します。さらに、専門性を高めることによる人材のキャリアアップを支援します。
メディアの方からの本件についてのお問い合わせ先:
コーン・フェリー・ジャパン株式会社 マーケティング 松田清史
Tel: 070 3193 6371(携帯)/E-mail: kiyofumi.matsuda@kornferry.com